布団の置き場所って、ほんと困りますよね。 「出しっぱなしにしておくとジャマだし、かといってしまう場所もない」「押入れに入れるとカビが心配」なんて、そんな経験ある人多いんじゃないでしょうか。特に季節の変わり目に布団を入れ替えたり、来客用の布団を使った後なんかは、「どうしまえばいいの?」って迷いますよね。
毎日を快適に過ごすためには、布団をうまくしまうことが大事なんです。この記事では、布団をしまうときの準備から、布団の種類ごとのコツ、便利な収納グッズや湿気・ダニ対策まで、わかりやすくお話していきます。
布団をしまう前にやっておきたいこと
布団をきれいに保つためには、しまう前のひと手間がとっても大切。ホコリや汗、湿気をしっかり取ってからしまうことで、カビやダニを防げますし、次に使うときも気持ちよく使えますよ。
● しっかり乾かす 布団が湿ったままだと、カビやダニの原因になります。天気のいい日に風通しのいい場所で、午前中から2〜4時間くらい干すのがベスト。素材によっては直射日光を避けて陰干ししたほうがいいものもあります。布団乾燥機を使えば、天気に左右されずに乾かせるので便利です。
● 汚れを落とす 洗える布団なら、洗濯表示をチェックして洗濯機で洗いましょう。洗えない布団は、掃除機や布団クリーナーで表面のホコリやダニをしっかり吸い取るのがポイントです。汚れがひどいときや長くしまっておきたいときは、クリーニングに出すのがおすすめです。
素材別!布団のしまい方
布団の素材によって、しまい方も少しずつ変わってきます。自分が使っている布団に合わせた方法を選んでくださいね。
● 綿布団 湿気を吸いやすいので、天日干しでしっかり乾かしてから、通気性の良い袋に入れて保管します。押入れに入れるときは、古いシーツなんかで包んでおくと湿気対策になりますよ。
● 羽毛布団 押しつぶすと中の羽毛がダメになっちゃうので、圧縮袋はNG。干した後に、不織布など通気性のいい袋に入れて、ふんわりした状態でしまっておきましょう。重い物を上に置かないのもポイントです。
● 羊毛布団 湿気に強くて使いやすいけど、こちらも押しつぶさないように気をつけて。防虫剤も一緒に入れて、風通しのいい場所にしまうのが安心です。
● ポリエステル布団 軽くて乾きやすくて、とにかく扱いやすい!天日干しでも陰干しでもOKで、省スペース収納にもぴったりです。
● 真綿布団 湿気を逃がすのが得意な素材。直射日光を避けて陰干ししてから、通気性のある袋に入れて、除湿剤や防虫剤と一緒にしまってください。
収納場所と使えるアイテム
どこにしまうかも大事なポイント。収納する場所に合わせて工夫したり、便利なアイテムを使ったりすることで、グッとラクになりますよ。
● 押入れ 布団収納の定番ですね。奥行きがあるから重ねてしまいやすいですが、湿気がたまりやすいので除湿剤やすのこを使うのがおすすめ。重いものは下に、軽いものは上にしまうと出し入れしやすくなります。
● クローゼット 奥行きが浅いタイプなら、布団は立ててしまうのが◎。縦置きできる収納袋や仕切りを使えば、見た目もスッキリ整います。
● ベッド下 あまり使わない布団や毛布なんかは、ベッド下に収納するのも手。キャスター付きのケースなら出し入れもラクだし、ホコリ対策にもなりますよ。
● 布団収納袋 通気性のある不織布タイプや、中身が見える窓付きの袋が便利です。丸めてコンパクトにした布団を、布団ベルトで固定してから入れると、きれいに収納できます。
● 布団ラック 押入れの中をうまく活用したいときにおすすめ。キャスター付きなら移動も簡単ですし、段になっているタイプなら種類ごとに分けて収納できます。
湿気・カビ・ダニを防ぐコツ
布団を清潔に保つためには、湿気やダニ対策がかかせません。ちょっとした工夫で、大きなトラブルを防げます。
● すのこや除湿剤を使う 収納場所の底にすのこを敷いて空気を通したり、除湿シートや除湿剤を使って湿気をしっかり吸わせましょう。
● 換気することを忘れずに 押入れやクローゼットの扉をたまに開けて風を通すだけでも効果があります。しまった布団も、数ヶ月に一度は取り出して陰干しすると安心です。
● 防虫剤&消臭グッズも活用 虫よけには防虫剤が定番。あわせて消臭シートや炭パックを使えば、こもったニオイも防げます。
スペースを有効活用するアイデア
狭い部屋でも工夫すれば、布団をスッキリ収納できます。
● 縦置きで省スペース 布団を立ててしまえば、場所を取らずに収納できます。突っ張り棒などを使って、倒れないようにするのもポイント。
● デッドスペースを使いこなそう ベッドの下やクローゼットの上段など、普段使わないスペースを有効活用しましょう。収納ケースや布カバーでホコリも防げます。
● 多機能アイテムを使う 布団をしまえるクッションやソファタイプの収納袋もおすすめ。普段はインテリアとして使えますし、来客時にもサッと取り出せて便利です。
布団圧縮袋を使うときの注意点
圧縮袋って便利だけど、やり方を間違えると布団が傷んじゃうことも。正しく使うのが大事です。
● 圧縮袋のメリット 布団を小さくまとめて、ホコリや汚れから守ってくれます。透明タイプなら何が入っているかすぐ分かるのも嬉しいですね。
● 気をつけること しっかり乾かしてから使わないとカビの原因になります。羽毛や羊毛の布団には圧縮袋はおすすめしません。圧縮は元の厚みの3分の1くらいを目安にしましょう。
● 定期的に取り出して干そう 長期間圧縮したままはNG!半年に一度は袋から出して、陰干ししてあげてください。袋が傷んでないかのチェックも忘れずに。
おわりに
布団の収納ってちょっと面倒に感じるかもしれませんが、ポイントを押さえればカンタンです。正しい収納方法を知っておけば、布団も長持ちするし、家の中もスッキリします。
毎日の生活を快適にするために、ぜひ今日から布団の収納を見直してみてくださいね!